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イケイチの家づくり

自然素材

家づくりの場面でも、自然素材を使用する人が増えています。現在志向されている循環型社会、環境共生社会というグローバルのトレンドでは、それは自然な流れと言えます。自然素材は、新建材のように揮発性化学物質をまき散らすこともなく、空気環境をきれいに保ち、家の中での暮らしに健康・安心・安全を与えてくれるだけでなく、経年による落ち着き、趣をもたらし、家の品格を高めてくれるアイテムです。イニシャルコスト(初期費用) がかかるものも多いのが現実ですが、予算内でのバランスを考慮しながら、導入を検討していきたいものです。
 以下、木材以外の代表的な自然素材についていくつか取り上げ、最後に「自然素材の基礎知識」という社長書き下ろしの無料レポートをご紹介したいと思います。
 無料レポートをご希望される場合には、お問い合わせフォームからコンタクトいただくか、直接電話でお申し込み下さい。

珪藻土

植物性プランクトンの死骸が海底や湖底に沈み、堆積して化石になったもので、日本古来の「温式工法」で施工します。その粒子には、ナノメーター(1mmの100万分の1)単位の小さな孔が無数にあり、この孔がさまざまな効果を発揮します。その主な特徴は、調湿、消臭、保温、断熱、浄化、吸音、結露防止、防カビ、耐火など多岐にわたり、日本の気候風土に適した素材です。
ただし、珪藻土自体は固まらないので、石灰、セメント、粘土、樹脂などといった凝固剤、増粘剤、つなぎ材を配合する必要があります。この配合のバランスが重要で、お客様のご要望によって、配合バランスを考える必要があります。(例えば、珪藻土本来の効果を強く発揮させたいなら、珪藻土の配合割合を高める必要がありますが、はがれにくく強度を高めたいなら、その他の増粘剤などの配合割合を増やさなければなりません。)世の中には、非常に多くの種類の珪藻土が出回っていますので、それらの性質や性能を比較検討し、自身の家に適したものを選択する必要があります。

漆喰

漆喰の主成分は炭酸カルシウムで、石灰石を高温で焼いてできる消石灰が主原料となっています。壁に塗る際には、この白い粉末に水と海藻糊を混ぜ、さらに、施工後の収縮による亀裂を防ぐために、スサ(麻、藁などを細かく裁断したもの)を加えます。そして、漆喰は、塗った直後から空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして、ゆっくりと硬化していきます。
漆喰は、調湿性、消臭性、防カビ性、耐久性、耐火性に優れていて、日本の高温・多湿、多地震という気候風土の中で非常に適した自然素材です。昔から、お城や神社仏閣といった大規模建築物だけでなく、民家の壁や土蔵などに使用されてきました。(日本は、度々大火事によって町が焼けましたが、漆喰で施工されている土蔵は耐火性に優れているため、昔の人々は大事なものはそこにしまっておいたわけです。)
戦後の家づくりでは、効率性を重視した大量生産型の家の普及が進んだため、特別な施工技術が必要であり、工期も長くなる漆喰は使われなくなってきましたが、最近になって環境や健康への意識の高まりとともに、その効果が見直されています。そして従来の効果に加えて、あの白い塗り壁を趣のあるものとして、こだわりをもった人たちが多く使用するようになっています。問題となっている揮発性の化学物質も吸着分解しますし、その美しさとともこれから更に見直されていくかもしれません。

自然クロス

クロスとは英語で布、日本の家で使用する時には壁紙と呼ばれますが、実際には布や紙のクロスを使用している家はまだまだ少数派です。やはり、その価格の安さ、扱いやすさから、現在もビニールクロスを使用する家の方が圧倒的に多くなっています。シックハウスの原因となる揮発性の化学物質やダイオキシンの問題が表面化してからずい分経ち、現在ではビニールクロスも対策を講じてきていますが、数百ともいわれる化学物質の影響は全てわかっているわけではないので、自然素材のクロスの使用を検討してみるのもいいと思います。実際にその需要は伸びてきていますが、そのような自然素材のクロスには、バージンパルプ、綿、麻、木、紙などいろいろなタイプがあります。基本的にそれらには、調湿性、通気性に優れた効果があり、より快適な空間を実現してくれます。ビニールクロスにはない風合いを楽しめるのも魅力の一つです。リフォームの際に使用する人も増えているようです。

自然塗料

自然塗料とは、組成・成分に石油資源や合成顔料を含まない天然の循環する素材からの原材料のみでなる塗付け材のことで、あまに油、ひまわり油などの植物性油や天然蜜ろうを主な原料とするものです。
あまり知られていませんが、東京都生活文化局が発表したところによると、自然塗料は乾燥中に油成分が化学変化を起こし、もともとは含まれないシックハウスの原因物質のひとつであるホルムアルデヒドが発生する場合があります。塗ってから3日経過すると、その放散量は大幅に低下し、21日後にはほとんどなくなる傾向があるということですので、塗ってからしばらくは、換気に気をつけた方がよいようです。したがって、新築の場合に施工業者に依頼する場合には、塗ってから3週間以降の引き渡しであればそうした問題はないということになります。
自然塗料は、石油化学系塗料に比べて、生産、使用、廃棄という過程において環境負荷が少ないという利点があるのは事実ですから、そうした環境や健康意識が高ければ、その使用を検討してもいいかもしれません。しかし、コスト増、養生期間の長さ、メンテナンス頻度(塗り替え)の多さは覚悟しておいた方がいいでしょう。

社長書き下ろしの無料レポートのご案内です。

自然素材の基礎知識 -あなたは自然素材について本当に理解していますか?-
レポート2表紙

 家づくりで自然素材を検討する方が増えています。
 自然素材は確かにいい建築資材ですが、注意すべき点が沢山あります。自然素材というイメージ、印象の良さだけを取り上げて、その本質を理解しないまま採用してしまっては、かえって家づくりにおいてネガティブな影響を及ぼす可能性もあります。
 このレポートでは、自然素材のメリットだけでなく、デメリットについても触れながら、自然素材の理解を深めていただく内容となっています。

  1. はじめに
  2. ・自然素材が注目されてきた経緯
  3. ・自然素材のメリットとデメリット
  4. ・自然素材は有害?
  5. ・自然素材はピンキリ
  6. ・自然素材は人を選ぶ
  7. ・自然素材至上主義にはならない方がいい
  8. おわりに
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